プロフィール

税理士 ファイナンシャル・プランナー 福田 真弓

経歴

出身

1973(昭和48)年6月 神奈川県横浜市生まれ
父の転勤で8歳から群馬県前橋市、14歳から埼玉県上尾市で育ちました。

現在は、東京都新宿区に住んでいます。

学歴

青山学院大学 経営学部 経営学科 卒業
筑波大学大学院 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群
カウンセリング学位プログラム 博士前期課程 修了(カウンセリング修士)

職歴

新卒でDDI(現KDDI)に入社、
その後、外資系の太田昭和アーンストアンドヤング株式会社(現EY税理士法人)、
資産税専門の税理士法人タクトコンサルティング、
野村證券 プライベートバンキング業務部に勤務、

役員秘書、国際税務、相続・事業承継、富裕層の資産運用・財産管理などの経験を積み
2008(平成20)年12月に、独立開業しました。

保有資格等

税理士
2003(平成15)年 税理士登録

合格年/簿記論・財務諸表論・消費税法(以上、1999年)法人税法(2000年)相続税法(2001年)

ファイナンシャル・プランナー AFP®︎
日本証券業協会 一種外務員資格

認知症サポーター
東京税理士会 成年後見人等養成研修 履修者名簿登載者
東京家庭裁判所・同立川支部 成年後見人等推薦者名簿登載者

GCDFキャリアコンサルタント養成講習終了

TOEIC750点
英検準1級

凡庸さを、コツコツ地道な努力と丁寧さでカバーできるよう努めています。

所属・公職等

東京税理士会 麹町支部(登録番号 96437号)
日本FP協会
日本カウンセリング学会
日本家族心理学会
日本税務会計学会 訴訟部門委員(2013年~2017年)

著書

単著3冊・共著3冊・執筆3冊・監修3冊・共訳1冊・生命保険顧客配布用冊子監修2冊を出版

共著『身近な人が亡くなった後の手続のすべて(自由国民社)』は、累計発行部数87万4,000部
2016年 年間ベストセラー総合ランキング16位(トーハン)、19位(日販)

メディア掲載実績

新聞

日本経済新聞、日経ヴェリタス、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞などから取材、コメント掲載
朝日新聞にコラム連載

雑誌・WEB

「週刊東洋経済」(東洋経済新報社)「週刊ダイヤモンド」「ダイヤモンド・ザイ」(ダイヤモンド社)「日経マネー」(日経BP社)「文藝春秋」(文藝春秋)「週刊朝日」(朝日新聞出版)「サンデー毎日」(毎日新聞出版)「月刊税理」(ぎょうせい)「税務弘報」(中央経済社)「月刊企業年金」(企業年金連連合会)「会計人コース」(中央経済社)「Financial Adviser」(近代セールス社)「ニッキンマネー」(日本金融通信社)「月刊PHP」(PHP研究所)「婦人公論」(中央公論新社)「STORY」(光文社)「Precious」(小学館)「ESSE」(扶桑社)「レタスクラブ」(KADOKAWA)「ハルメク」(ハルメク)「からだにいいこと」(からだにいいこと)、ほかビジネス雑誌、税務会計専門誌、女性誌等に記事執筆・コメント

「NISSAY MARKETING STATION」(日本生命)「KINZAIファイナンシャルプラン」(きんざい)「FPSクラブ」(近代セールス社)にコラム連載

テレビ

日本テレビ「世界一受けたい授業」TBS「爆報!THEフライデー」テレビ朝日「ニュースなぜ太郎」テレビ東京「なないろ日和」BS ジャパン「日経モーニングプラスFT」BSフジ「深層NEWS」などに出演

講演実績

税理士、ファイナンシャルプランナー、金融機関職員、経営者、不動産オーナー、一般向けの講演多数

日本税務会計学会、日本FP協会、杉並区、東京都特別区職員互助組合、日本生命保険、プルデンシャル生命保険、メットライフ生命保険、アメリカンファミリー生命保険、ジブラルタ生命保険、オリックス生命保険、エヌエヌ生命保険、中国銀行、信金中央金庫、コープ共済連、クレディセゾン、シャフト生保FP塾、MDRT日本会、TLC(生保協会認定FP)会、公益社団法人生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会(JAIFA)、イオン保険サービス、生活設計塾クルー、一般社団法人住まいづくりナビセンター、一般社団法人日本金地金流通協会、大和ハウス工業、大成ユーレック、他

税理士業務の実績

2008年の独立開業後は、
すべてのお客様へのサービスを、福田が直接行うことをポリシーとしています。

相続税申告などの実績

毎年おおむね、年10件前後の相続税申告(およびそれに伴う税務調査対応)を行っています。

・遺産額20億円超
・非上場会社オーナー
・東日本大震災の被災地に30ヶ所以上の土地(個別評価)を持つ地主様
・海外在住の方

など、様々な相続税申告の経験があります。

他にも、自筆証書遺言の検認、相続放棄、遺留分の放棄といった家庭裁判所への手続きや
公正証書遺言作成の証人立会い、遺言検索、貸金庫の開扉、遺言執行、金融資産の名義書換など
さまざまな相続手続きのサポートを行ってきました。

法人の会計税務顧問の実績

独立開業後は、以下のような業種の企業の会計税務顧問の経験があります。

・不動産売買・賃貸・管理業
・CM・映像・WEB制作
・デザイン業
・コンサルティング業
・保険代理店
・日本語学校
・日本料理店経営、ほか

規模は、売上30億円超の企業からベンチャー企業まで様々です。
相続の専門性を活かし、株価対策や事業承継のコンサルティングを行った企業も他に多数あります。

※カウンセリング業務に注力するため、法人の会計税務顧問は2022年をもって終了しています。

キャリアのバックグラウンドとミッション

女性でも働きたい。だから税理士に

大卒後、就職氷河期を経て勤めた一般職でのOL時代は、役員秘書ということもあり、男性のサポート的役割しか求められないことに葛藤がありました。確かに自分は平凡な能力しか持たない女性でバリキャリじゃないし、将来は結婚や出産もしたい。でも、自分なりに働き続け社会にも貢献したい、そんな思いを捨てきれずにもんもんとしていました。

ひょっとして何か資格があれば、女性でもそういう生き方や働き方ができるかもと秘かに税理士を志し、軍資金が200万円貯まったところで退路を断って会社を退職します。入社3年目のことでした。

相続の道を志す

コツコツ積み上げる資格試験の勉強は性に合っていて、27歳のときに税理士法人に再就職、その翌年税理士資格を取得しましたが、英語が好きなだけでは国際税務の仕事はつとまりません。

3年勤務して改めて、自分が税理士試験最終科目の5科目目に、あえて学ぶ分量も多く難易度も高い相続税法を選択した理由、「相続は誰もが経験するし悩むこと。だからいつかは税理士として相続の問題をサポートしたい」という思い、また、実際に受験勉強で民法や相続税法を学んだときの「これは面白い!」というワクワク感に立ち返り、30歳のときに相続の道へ進むと決めました。当時、家族が相続に直面していて、自分事だったことも決断を後押ししました。

その結果、相続の仕事は私にとって天職になります。

人の老いや生き死に、お金、家族の問題が複雑に絡み合う相続の現場は、人の本音と本性がリアルにぶつかり合う大変さがありましたが、その分やりがいが大きかったです。資産税専門の税理士法人や証券会社のPB部門で不動産オーナーから経営者まで様々な富裕層の相続・事業承継の経験を積み、2008年12月、35歳で独立しました。

大ベストセラーを経て

独立当初、相続税はまだ増税前で、亡くなった方の100人中4人しか課税対象ではなく、一般的に「相続=お金持ちの問題」だと捉えられていました。

ただ、私は勤務税理士時代に、相続での最大の難問は「税金を減らせるか」や「払えるか」ではなく、遺産をスムーズに「分けられるか」だということを身をもって経験していました。

なので、相続の備えはすべての人に必要だと少しでも多くの人に知ってほしい。そう思い、2009年に単著『必ずもめる相続の話』(東洋経済新報社)を出版します。実体験に基づく目からうろこの本だと士業や金融機関の方に多くお読み頂け、講演、執筆、取材といった情報発信の機会を次々に頂くようになりました。

その後、相続税が改正され課税対象者が大幅に増えることが広く知られると、相続を不安に感じる人がさらに増えました。そこで2014年に「相続の基本的な手続きが1冊にまとまっている本があったらいいよね」と友人の司法書士・社労士と『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』(自由国民社)を出版したところ、80万部超の大ベストセラーになります。相続ブームのはじまりです。

相続ブーム→相続ビジネスへの疑問

でもブームが過熱し、様々な相続対策の提案事例を見聞きするにつれ、私は現場を知る身として危機感を覚え始めました。お客様のWell-being(幸せ)と逆行しているものがあまりに多かったからです。

節税や争族という言葉には魔力があり、不安をあおるほど人は動きます。ただ、相続ビジネスのプロであり、かつ、支援者としての本来あるべき姿は、税金の損得や民法上の相続争い防止をうたう「前」に、お客様ひとりひとりにとっての平穏な人生と幸せの実現を「最優先」に考え、支援する方法を考えることです。

節税のための生前贈与が兄弟間で不平等なら、それは子にとって親の愛情の差に見えます。相続税評価額を下げるためキャッシュを不動産に変えれば、財産は分けやすいものから分けにくいものに変わってしまいます。妻の取り分を少なくすれば、一次相続・二次相続通算での相続税は減るかもしれません。でも、もし夫の財産が先祖代々のものではなく、夫婦で協力し築いたもので妻が老後の生活を不安に思うなら、全額妻が相続すればよいはずです。

それなのに、節税=善、兄弟差=やむを得ないもの、だとプロが言い、家族の誰かがそう主張すれば、お客様は自分の本心や「No」という気持ちを言えなくなります。私は、本当の意味で相続問題を支援し解決するには、法律や税金の知識と経験だけではまったく足りないのではと思うようになりました。

心理学・カウンセリングの学び

人の心の声を聴きケアする立場として、学校にはスクールカウンセラー、会社には産業医や産業カウンセラー、病院には臨床心理士などがいます。でも、相続の現場にはそういった人は誰もいない上、お金や家族の問題はプライベートすぎて他人にはとても話せません。それに日本はアメリカとは違い、専門家のカウンセリングを受ける心理的ハードルが高く、一般的でもありません。

私が携わったお客様の中には、亡くなった方の死因が、若年がん、自殺、事故、震災関連死といったケースや、相続人や受遺者の方が親へ家庭内暴力、引きこもり、うつ、LGBT、非嫡出子、内縁の妻、前妻の子など、本当に様々な方がいらっしゃいました。

お客様の置かれた環境や心情にどう配慮しながら実務を進めたらよいのだろう、一介の税理士にしかすぎない自分にも、もう少し相続の現場でできることがあるのではないか。そう悩み、2018年から心理学の勉強をはじめます。2020年には筑波大学大学院に進学しカウンセリングを学びながら、相続を通じた家族の心理的葛藤について調査・研究し、修士号を取得しました。

大学院で心理学・カウンセリングを学ぶことになりました

再び相続の現場に向き合う日々

ひとつの家庭の財産や相続の話でも、それを当事者の「誰」の視点から検討するかによって、解は何通りもありえます。法定相続分や節税は正義や正解ではありません。

大切なのは、誰もが自分の心の声に正直に(それを主張し押し通さなくても、気づき自覚するだけで構いません)、そして、目の前の人や物事に誠実に向き合っていくことだと思っています。

税理士・ファイナンシャルプランナーとして、法や税などの知識と経験を駆使し、最適解を提案するのは当然のこととして

同時に、人生や家族の岐路で、お客様が自分と向き合い気持ちを整理し新たな道に進んでいけるよう、今後も陰ながらお手伝いを続けていきたいと考えています。

提供しているサービス

現在、当オフィスでは

・ 個別カウンセリング(スポットでの個別相談)
・ 税理士業務(相続税・贈与税・譲渡所得税の試算、申告書作成、税務調査対応)
・ 執筆(書籍、雑誌、ウェブ)
・ 講演
・ 取材(新聞、雑誌、ウェブ)

などを行っています。

ストレングス・ファインダー 5つの資質

・最上志向:自他の強みを高めさらに磨くことが好き。人の成功を助ける仕事に向く。弱点克服は苦手
・調和性:人が好きで調整力が高い。衝突や摩擦を好まない。膠着状態を打開する仕事に向く
・成長促進:他人の潜在的な可能性を見抜く。人の成長と幸せを信じ、育てる仕事に向く
・個別化:ひとりひとりの個性をとらえ引き出す才能あり。カウンセリングやアドバイザー向き
・共感性:他人の感情や場の雰囲気など、敏感な状況に気づける能力あり。人の幸せに喜びを感じるが感情移入しすぎに注意

好きなこと

歌うこと、緑の中を歩くこと、リビング出窓の前のソファに座り本を読むこと、愛犬の匂いをかぐこと、車の運転、ファッション、ピラティス、Snow Man

家族について

育った家族は、両親・私・弟。典型的な長女気質です。
今の家族は、夫(公認会計士)・私・カニンヘンダックス(♀、つくし8歳)・LOVOT(そらちゃん)

子どもを持つことについては
1足のわらじすら履きかねてたけれど

会社員、無職、受験生、フリーランス、妻、母未遂などの経験を経て
少しずつ多様な生き方を理解し、尊重できるようになりました。

それらを糧に、より多くの方のサポートができたらと思っています。